1. AIイラスト素材販売ってどんな副業?
AIイラスト素材販売は、AI画像生成ツール(Midjourney、Stable Diffusion、DALL-E、Leonardo.aiなど)を使って作成したイラストを、ストックフォトサイトやデジタルコンテンツ販売プラットフォームで販売する副業です。キャラクターイラスト、背景素材、テクスチャ、アイコン、パターン、ビジネスシーンなど、あらゆるジャンルのイラストを生成でき、企業や個人に販売できるビジネスモデルになります。
この副業の最大の魅力は、「絵を描けなくても、プロレベルのイラストを作成できる」という点です。従来のイラスト制作では、何年もの修行が必要でしたが、AIツールを使えば、適切なプロンプト(指示文)を入力するだけで、数秒から数分で高品質なイラストが生成されます。絵心がない人でも、アイデアさえあれば、美しいイラストを作成して販売できるのです。
AIイラスト素材販売も「ストック型ビジネス」の一種です。一度作成してアップロードしたイラストは、各プラットフォーム上で24時間365日販売され続けます。あなたが本業で働いている間も、家族と過ごしている間も、旅行を楽しんでいる間も、イラストが売れるたびに収益が入ってきます。時間と収入が比例しない、効率的な副業モデルと言えるでしょう。
販売プラットフォームも多様で、Adobe Stock、Shutterstock、PIXTA、photoAC、Etsy、Gumroad、BOOTH、各種NFTマーケットプレイスなど、さまざまな選択肢があります。価格設定はプラットフォームによって異なりますが、1枚あたり数百円から数千円で販売されることが多く、ロイヤリティ率は20%〜70%程度です。
特に注目すべきは、AIイラスト市場の急成長です。2022年後半から爆発的に普及したAI画像生成技術により、誰でも高品質なイラストを作成できるようになりました。企業のWebサイト、SNS投稿、広告、ブログ記事、プレゼン資料など、あらゆる場面でAIイラストの需要が高まっています。特に、カスタマイズ性の高い素材や、特定のスタイルに統一されたイラストセットは高い需要があります。
制作スピードの速さも見逃せません。従来のイラスト制作では、1枚のイラストに数時間から数日かかることもありましたが、AIツールを使えば、数分で複数のバリエーションを生成できます。1日に数十枚、数百枚のイラストを作成することも可能で、短期間で大量の素材を蓄積できるのです。
初期投資も比較的少なく済みます。無料で使えるAI画像生成ツールもありますし、有料ツールでも月額10ドル〜30ドル程度で利用できます。ペンタブレットや高価なグラフィックソフトは不要で、パソコンとインターネット環境さえあれば始められます。
また、トレンドを捉えやすいという利点もあります。AIツールは最新のアートスタイルやトレンドを学習しているため、流行りのテイストのイラストを簡単に生成できます。アニメ風、水彩画風、3Dレンダリング風、ピクセルアート風など、多様なスタイルを自在に表現できるのです。
さらに、言語の壁を超えられるという点も重要です。プロンプトは英語で入力することが多いですが、翻訳ツールを使えば問題ありません。生成されたイラストは言葉を必要としないため、世界中のユーザーに販売できます。日本だけでなく、グローバル市場をターゲットにできるのです。
では、このAIイラスト素材販売という副業は、具体的にどんな人に向いているのでしょうか。
2. AIイラスト素材販売が向いている人はどんな人?
AIイラスト素材販売が向いているのは、まず「絵を描くのは苦手だけど、イラストに興味がある人」です。従来は絵が描けないとイラスト制作は不可能でしたが、AIツールの登場により、画力がなくてもプロレベルのイラストを作成できるようになりました。アイデアやセンスがあれば、技術的なハードルを超えて参入できるのです。
次に「新しい技術に興味がある人」も適性があります。AI画像生成は急速に進化している分野で、新しいツールや機能が次々と登場しています。最新技術を学び、試すことが楽しいと感じる人なら、この副業も楽しめるはずです。技術の進化を追いかけることが、そのまま競争優位性につながります。
「30代会社員」の方には特におすすめです。ビジネス経験があるからこそ、企業が求めるイラストのニーズを理解できます。プレゼン資料用のアイコン、ビジネスシーンのイラスト、インフォグラフィック用の素材など、実務で使える素材を作成できます。本業で「こんなイラストがあったら便利」と感じた経験を、副業に活かせるのです。
「副業経験者」の方にも向いています。すでに別の副業で培ったマーケティングスキルやSNS運用スキルを、AIイラスト販売に活かせます。また、ブログやYouTubeで使用するイラストを自分で作成し、余った素材を販売することもできます。既存の副業との相乗効果が期待できます。
「20代フリーター」の方も、実は大きなチャンスがあります。若い世代ならではの感性、トレンドを捉えたビジュアル表現、SNSで流行っているスタイルなど、同世代に刺さるイラストを作成できます。時間の融通が利きやすいフリーターだからこそ、試行錯誤に時間をかけられるという強みもあります。
また、「論理的思考が得意な人」にもぴったりです。AIイラスト生成では、適切なプロンプト(指示文)を構築する能力が重要です。どんな要素を組み合わせれば、望む結果が得られるか、論理的に考える力が求められます。プログラミングやデータ分析が得意な人は、プロンプトエンジニアリングも得意になりやすいでしょう。
「英語が得意な人」にも有利です。多くのAI画像生成ツールは英語でプロンプトを入力する方が、より高品質な結果が得られます。英語が得意なら、細かいニュアンスまで指定でき、他の日本人クリエイターとの差別化ができます。また、海外のコミュニティから最新情報を得やすいという利点もあります。
「トレンドに敏感な人」も向いています。AIイラスト市場は変化が速く、流行りのスタイルや技術が次々と登場します。SNSやオンラインコミュニティで情報収集し、トレンドを素早く取り入れられる人は、需要の高いイラストを作成しやすいでしょう。
「大量生産が得意な人」にも最適です。AIツールを使えば、短時間で大量のイラストを生成できます。効率的に作業を進め、数百枚、数千枚のイラストを蓄積できる人は、ストック型ビジネスで大きな成果を出しやすいのです。
「ニッチな需要を見つけるのが得意な人」も成功しやすいでしょう。競合が少ない特定のジャンル、特定のスタイル、特定の用途に特化したイラストを作成することで、差別化できます。市場調査能力がある人は、ブルーオーシャンを見つけやすいのです。
「著作権やライセンスに詳しい人」にも向いています。AIイラスト販売では、著作権やライセンスの問題が複雑です。これらの法的知識がある人は、トラブルを避けながら安全に販売できます。また、適切なライセンス設定により、収益を最大化できます。
「継続的な改善が好きな人」にも最適です。AIツールの使い方、プロンプトの書き方、販売戦略など、常に改善の余地があります。データを分析し、PDCAサイクルを回すことが好きな人は、この副業で成長し続けられます。
それでは、実際にAIイラスト素材販売を始めるには、どんなスキルが必要で、どのくらいの期間で習得できるのでしょうか。
3. AIイラスト素材販売に必要なスキルと習得期間
AIイラスト素材販売に必要なスキルは、大きく分けて5つあります。第一に「AI画像生成ツールの操作スキル」、第二に「プロンプトエンジニアリングスキル」、第三に「画像編集スキル」、第四に「市場理解・ニーズ把握スキル」、第五に「マーケティング・販売スキル」です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
AI画像生成ツールの操作スキルについては、基本的な使い方は1〜2週間で習得できます。主要なツールとしては、Midjourney(Discord経由で利用、月額10ドル〜)、Stable Diffusion(無料、PCにインストール)、DALL-E(OpenAI、従量課金)、Leonardo.ai(無料プランあり)などがあります。
各ツールの基本操作は、公式ドキュメントやYouTubeのチュートリアルを見ながら実践すれば、数日で理解できます。画像生成の基本的な流れは、プロンプトを入力し、生成された画像を確認し、気に入らなければプロンプトを調整して再生成する、というシンプルなものです。
初心者におすすめなのは、Leonardo.aiやBing Image Creator(無料)です。無料で使えるため、リスクなく練習できます。慣れてきたら、より高品質な画像を生成できるMidjourneyやStable Diffusionに移行するとよいでしょう。
プロンプトエンジニアリングスキルは、AIに適切な指示を出す能力です。これが最も重要で、かつ最も奥が深いスキルです。基本的なプロンプトの書き方は1〜2週間で理解できますが、高品質な画像を安定的に生成できるようになるには、1〜3ヶ月の実践が必要です。
プロンプトの基本構造は、「主題(何を描くか) + スタイル(どんな雰囲気か) + 詳細(色、構図、質感など) + 品質指定(高解像度、詳細など)」です。例えば、「a cute cat, watercolor style, pastel colors, soft lighting, high quality, 4k」のように書きます。
効果的なプロンプトを書くコツは、具体的で明確な言葉を使うこと、アーティスト名やスタイル名を参考にすること、ネガティブプロンプト(避けたい要素)を指定することです。これらは、オンラインコミュニティ(Reddit、Discord、Twitterなど)で他のクリエイターのプロンプトを研究することで学べます。
プロンプトライブラリやプロンプトジェネレーターを活用するのも効果的です。PromptHero、Lexica、Civitaiなどのサイトでは、他のクリエイターが使用したプロンプトと生成された画像を見られます。これらを参考にすることで、効果的なプロンプトの書き方が理解できます。
画像編集スキルについては、基本的な調整ができれば十分です。AI生成画像は、そのままでも使えることが多いですが、明るさ、コントラスト、彩度の調整、不要な部分の削除、サイズ変更などの編集が必要な場合もあります。
無料のPhotopea、GIMP、Canvaなどのツールを使えば、基本的な編集ができます。これらの基本操作は、YouTubeのチュートリアルを見ながら実践すれば、1週間程度で習得できます。
より高度な編集(細かい修正、合成、エフェクト追加など)を行いたい場合は、Adobe Photoshopを使うとよいでしょう。ただし、最初は無料ツールで十分です。
市場理解・ニーズ把握スキルは、どんなイラストが売れるのかを理解する能力です。ストックフォトサイトで人気のイラストを研究し、どんなテーマ、スタイル、色合いが求められているかを把握する必要があります。
一般的に需要が高いのは、ビジネスシーン、働く人々、多様性を表現した人物、抽象的な背景、アイコンセット、季節のイラスト、テクスチャ、パターンなどです。逆に、既存のキャラクター、有名人、商標、暴力的・性的な内容は販売できません。
また、AI生成であることを明示する必要があるプラットフォームもあります。各プラットフォームのガイドラインを確認し、AIイラストの販売が許可されているか、どんな条件があるかを理解しましょう。
市場理解は、人気のストックフォトサイトを1〜2週間毎日見ることで、基本的な感覚が掴めます。どんなイラストがダウンロード数が多いか、どんなキーワードで検索されているかを研究しましょう。
マーケティング・販売スキルは、イラストを売るための戦略を考える力です。どんなタイトルをつけるか、どんなタグを設定するか、どのカテゴリーを選ぶか、どうSNSで宣伝するかなど、販売を成功させるための知識が必要です。
タイトルとタグは特に重要で、検索されやすいキーワードを含める必要があります。「business meeting illustration」「watercolor flower background」「minimalist icon set」など、具体的で検索されやすい言葉を使いましょう。
これらのマーケティングスキルは、実践しながら学ぶのが最も効果的で、最初の販売から1〜2ヶ月で基本的なノウハウが身につくでしょう。
全体として、AIイラスト素材販売を副業として本格的にスタートできるレベルになるまでの期間は、約2〜4週間と考えてよいでしょう。未経験からでも、毎日1〜2時間の学習と実践を続ければ、1ヶ月後には最初のイラストを販売できるようになります。
重要なのは、「まず始めてみること」です。最初から完璧なイラストを作ろうとすると、永遠に販売できません。70点のクオリティでもアップロードしてみて、審査結果や販売状況をもとに改善していく。このサイクルを回すことが、スキルアップと収益化の両方につながります。
また、量をこなすことも重要です。AIツールを使えば、短時間で大量のイラストを生成できます。毎日10〜20枚の新しいイラストをアップロードする習慣をつけることで、徐々にポートフォリオが充実し、売上が安定してきます。
それでは、AIイラスト素材販売のメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
4. AIイラスト素材販売のメリットとデメリット
AIイラスト素材販売のメリット
最大のメリットは、「絵を描けなくても、プロレベルのイラストを作成できる」という点です。従来は何年もの修行が必要だったイラスト制作が、AIツールの登場により、誰でも短期間で高品質なイラストを作成できるようになりました。画力という参入障壁が大幅に下がったのです。
制作スピードが圧倒的に速いという点も見逃せません。従来のイラスト制作では、1枚のイラストに数時間から数日かかることもありましたが、AIツールを使えば、数分で複数のバリエーションを生成できます。1日に数十枚、数百枚のイラストを作成することも可能で、短期間で大量の素材を蓄積できるのです。
初期投資が少ないという点も魅力です。無料で使えるAI画像生成ツールもありますし、有料ツールでも月額10ドル〜30ドル程度で利用できます。ペンタブレットや高価なグラフィックソフトは不要で、パソコンとインターネット環境さえあれば始められます。
多様なスタイルを簡単に表現できるという利点もあります。アニメ風、水彩画風、油絵風、3Dレンダリング風、ピクセルアート風など、プロンプトを変えるだけで、さまざまなスタイルのイラストを生成できます。一人で複数のスタイルを使い分けられるため、幅広い需要に対応できるのです。
トレンドを素早く取り入れられるという点も重要です。AIツールは最新のアートスタイルやトレンドを学習しているため、流行りのテイストのイラストを簡単に生成できます。市場の変化に迅速に対応できるのは、大きな競争優位性です。
大量生産が可能という点も見逃せません。ストック型ビジネスでは、素材の数が多いほど、売上が安定します。AIツールを使えば、短期間で数百枚、数千枚のイラストを蓄積できるため、早期に安定した収益を得やすいのです。
グローバル市場にアクセスできるという利点もあります。イラストは言葉を必要としないため、世界中のユーザーに販売できます。Adobe StockやShutterstockなどの国際的なプラットフォームで販売すれば、日本市場の何十倍もの規模を持つグローバル市場で勝負できるのです。
また、失敗のコストが低いという点も魅力です。従来のイラスト制作では、数時間かけて描いた絵が没になると、大きな時間的損失でした。しかし、AIツールなら、数分で別のバリエーションを生成できるため、試行錯誤のコストが非常に低いのです。
さらに、スキルアップが早いという利点もあります。AIツールを使いながら、効果的なプロンプトの書き方、構図の考え方、色彩理論などを学べます。短期間で多くの作品を生成することで、デザインセンスも自然と磨かれていきます。
AIイラスト素材販売のデメリット
一方で、デメリットも正直にお伝えします。最も大きなデメリットは、倫理的・法的な問題が複雑という点です。AIツールは既存の作品を学習しているため、著作権やクリエイターの権利に関する議論があります。プラットフォームによっては、AIイラストの販売を制限したり、明示を義務付けたりしています。これらの規約を常に確認し、遵守する必要があります。
競合の急増も課題です。AIツールの普及により、誰でも簡単にイラストを作成できるようになったため、市場に大量のAIイラストが流入しています。差別化できないと、埋もれてしまい、誰にも見つけてもらえない可能性があります。独自のスタイルやニッチな需要を見つける努力が必要です。
また、AIツールの使用料がかかるという点も考慮すべきです。無料ツールもありますが、高品質な画像を大量に生成するには、有料プランが必要になることが多いです。月額10ドル〜30ドル程度の継続的なコストが発生します。収益が安定するまでは、赤字になる可能性もあります。
生成結果の不確実性も注意が必要です。AIツールは、必ずしも望み通りの画像を生成してくれるわけではありません。何度も生成を繰り返し、プロンプトを調整する必要があります。時には、数十回、数百回の試行が必要なこともあります。
さらに、細かい修正が難しいという制約もあります。AIが生成した画像の一部だけを修正したい場合、画像編集スキルが必要になります。また、AIツールによっては、細かい指定が効かないこともあります。完全にコントロールできないもどかしさがあります。
プラットフォームの規約変更リスクも考慮すべきです。AIイラストに対する規制は、今後変化する可能性があります。現在は販売できているプラットフォームでも、将来的に制限される可能性があります。規約の変更に柔軟に対応する必要があります。
また、審査に通らない可能性があるという点も覚えておきましょう。ストックフォトサイトには品質基準があり、AIイラストであっても、クオリティが低いと判断されれば審査に落ちます。また、既存の作品に酷似していると判断されると、著作権侵害として拒否されることもあります。
技術の進化が速いという点も、メリットでありデメリットです。常に最新のツールや技術を学び続ける必要があり、学習コストがかかります。数ヶ月前の知識が、すぐに古くなることもあります。
さらに、クリエイターとしての評価が得にくいという側面もあります。AIイラストは「自分で描いた」わけではないため、イラストレーターとしての実績にはなりにくいです。純粋なクリエイターを目指す人には、物足りなさを感じるかもしれません。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、実際にどうやって仕事を受注し、販売を始めればよいのでしょうか。
5. AIイラスト素材販売で仕事を受注する方法
AIイラスト素材販売には、大きく分けて4つの収益化方法があります。「ストックフォトサイトで販売する方法」「オーダーメイドのAIイラスト制作を受注する方法」「NFTとして販売する方法」「プロンプト販売をする方法」です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ストックフォトサイトで販売する方法
最も一般的なのは、ストックフォトサイトにAIイラストをアップロードして販売する方法です。ただし、プラットフォームによってAIイラストの扱いが異なるため、事前に確認が必要です。
Adobe Stockは、2023年からAI生成コンテンツの販売を許可していますが、AI生成であることを明示する必要があります。ロイヤリティ率は33%〜35%です。審査基準は比較的厳しいですが、通過すれば世界中に販売できます。
Shutterstockも、AI生成コンテンツの販売を許可していますが、同様に明示が必要です。ロイヤリティ率は15%〜40%で、販売実績に応じて上昇します。
PIXTAは、現時点ではAI生成イラストの扱いについて明確な方針を示していませんが、今後変更される可能性があります。最新の規約を確認しましょう。
販売を成功させるポイントは、まず需要の高いテーマを作成することです。ビジネスシーン、多様性を表現した人物、抽象的な背景、アイコンセット、テクスチャなどは常に需要があります。
次に高品質な画像を生成することが重要です。解像度が高く、ノイズが少なく、構図がバランス良い画像を選別してアップロードしましょう。AIが生成した画像の中から、商品として販売できるクオリティのものだけを厳選することが重要です。
また、シリーズ化するのも効果的です。統一されたスタイルやテーマで複数のイラストを作成することで、セットで購入してもらいやすくなります。「ビジネスアイコン50個セット」「水彩風背景素材20枚」のように展開すると、購入単価が上がります。
オーダーメイドのAIイラスト制作を受注する方法
もう一つの方法は、企業や個人からAIイラスト制作の依頼を受注することです。クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでは、「AIイラスト制作」「画像生成」という案件が増えています。
報酬は案件によって異なりますが、1枚あたり1,000円〜5,000円、まとまった数なら10枚で10,000円〜50,000円程度が相場です。ストックフォトより単価が高く、確実に報酬を得られるため、安定した収入を求める人には向いています。
企業のSNS投稿用イラスト、Webサイトのヘッダー画像、ブログ記事のアイキャッチ、プレゼン資料の挿絵など、需要は多様です。
最初は単価が低い案件でも、実績を積むことで徐々に高単価の案件を受注できるようになります。ポートフォリオサイトを作成し、過去の制作実例を見せられるようにしておくと、受注率が上がります。
NFTとして販売する方法
AIイラストをNFT(非代替性トークン)として販売する方法もあります。OpenSea、Rarible、Foundationなどのマーケットプレイスで販売できます。
NFTとして販売する場合、一点物として高価格で販売することも、エディション(限定数)を設定して販売することもできます。価格は自由に設定でき、売上の100%(プラットフォーム手数料を除く)が収益になります。
ただし、NFT市場は変動が激しく、売れるかどうかは不確実性が高いです。また、ブロックチェーンの知識や、暗号資産ウォレットの設定が必要になります。
プロンプト販売をする方法
AIイラストを生成するためのプロンプト(指示文)を販売する方法もあります。PromptBase、Prompthero、Gumroadなどのプラットフォームで、効果的なプロンプトを販売できます。
高品質なイラストを生成できるプロンプトは、1つあたり2ドル〜10ドル程度で販売されています。一度作成したプロンプトを何度も販売できるため、ストック型ビジネスとして機能します。
プロンプト販売は、イラスト自体を販売するより競合が少なく、差別化しやすいという利点があります。また、著作権の問題も少ないため、安心して販売できます。
販売を加速させるマーケティング戦略
どの方法でも、マーケティングが成功の鍵を握ります。TwitterやInstagramで、AIイラストのサンプルを投稿し、フォロワーを増やしましょう。制作過程やプロンプトのコツを共有することで、認知度を高められます。
また、YouTubeやブログで「AIイラストの作り方」「効果的なプロンプト」などのコンテンツを発信するのも効果的です。教育的なコンテンツを提供することで、信頼を築き、自分のイラストへの導線を作れます。
定期的に新しいイラストをアップロードすることも重要です。毎日10〜20枚のペースで新しいイラストを追加し続けることで、プラットフォーム内での露出が増え、購入される可能性が高まります。
さて、ここまでAIイラスト素材販売の仕事内容、向いている人、必要なスキル、メリット・デメリット、受注方法を見てきました。最後に、あなたがこの副業に取り組むべきかどうか、判断するためのポイントをお伝えします。
6. AIイラスト素材販売に取り組むべきかどうかの判断ポイント
AIイラスト素材販売という副業に取り組むべきかどうか、以下の判断ポイントをチェックしてみてください。
今すぐ始めるべき人
まず、「絵を描くのは苦手だけど、イラストに興味がある」という人は、今すぐ始める価値があります。AIツールの登場により、画力がなくてもプロレベルのイラストを作成できるようになりました。アイデアやセンスがあれば、技術的なハードルを超えて参入できるのです。
「新しい技術に興味がある」という人にも最適です。AI画像生成は急速に進化している分野で、新しいツールや機能が次々と登場しています。最新技術を学び、試すことが楽しいと感じる人なら、この副業も楽しめるはずです。
「短期間で大量の作品を作りたい」という人も、今すぐ始めるべきです。AIツールを使えば、1日に数十枚、数百枚のイラストを生成できます。ストック型ビジネスでは、素材の数が多いほど売上が安定するため、大量生産できることは大きな強みです。
「論理的思考が得意」という人にも向いています。AIイラスト生成では、適切なプロンプト(指示文)を構築する能力が重要です。どんな要素を組み合わせれば、望む結果が得られるか、論理的に考える力が求められます。
「30代会社員」で、ビジネスシーンのニーズを理解している方にも理想的です。企業が求めるイラストのニーズを理解し、実務で使える素材を作成できます。本業の経験を副業に活かせるのは大きなアドバンテージです。
「副業経験者」で、すでにマーケティングスキルがある方も、次のステップとしてAIイラスト販売に挑戦する価値があります。既存のスキルを活かして、効果的に販売促進ができます。
「トレンドに敏感な人」も、今すぐ始めるべきです。AIイラスト市場は変化が速く、流行りのスタイルや技術が次々と登場します。トレンドを素早く取り入れられる人は、需要の高いイラストを作成しやすいでしょう。
もう少し検討すべき人
一方で、「倫理的な問題に強い抵抗がある」という人は、慎重に検討した方がよいかもしれません。AIイラストは、既存の作品を学習しているため、著作権やクリエイターの権利に関する議論があります。これらの問題に強い抵抗を感じる人は、別の副業の方が適しているかもしれません。
「すぐに大きく稼ぎたい」という人も、別の副業を検討した方がよいかもしれません。AIイラスト販売は、素材を蓄積し、認知度を上げるまでに時間がかかります。即金性を求めるなら、時給制の副業やクラウドソーシングの単発案件の方が向いています。
「完全にオリジナルの作品を作りたい」という人も、物足りなさを感じるかもしれません。AIイラストは「自分で描いた」わけではないため、純粋なクリエイターを目指す人には、満足感が得られない可能性があります。
「完璧主義で、なかなか行動に移せない」タイプの人も注意が必要です。この副業で成功するには、70点のクオリティでもまずアップロードしてみて、販売状況をもとに改善していく姿勢が重要です。完璧を目指してずっと生成段階にいるよりも、不完全でもアップロードする方が結果につながります。
判断のための具体的なアクション
まだ決めきれない人は、以下のアクションを試してみてください。
まず、無料のAI画像生成ツール(Bing Image Creator、Leonardo.aiの無料プランなど)を使って、10枚のイラストを生成してみましょう。生成が楽しいと感じるなら、AIイラスト販売の適性があります。
次に、Adobe StockやShutterstockなどのストックフォトサイトを覗いて、どんなAIイラストが人気か、価格帯はどのくらいか、自分にも作れそうかを確認します。人気のイラストを見て「自分にも作れそう」と感じるなら、挑戦する価値があります。
そして、自分が作成したいイラストのテーマを10個リストアップしてみましょう。ビジネスシーン、背景素材、アイコン、キャラクター、テクスチャなど、思いつく限り書き出してください。10個以上リストアップできれば、販売の可能性があります。
最後に、プロンプトを実際に書いてみることをおすすめします。「a professional business meeting, modern office, diverse team, realistic style, high quality」のように、英語で具体的なプロンプトを書いてみてください。プロンプトを考えるのが楽しいと感じるなら、この副業に向いています。
最終的な判断基準
最終的には、「1ヶ月間、週に5〜10時間程度の時間を投資できるか」が判断基準になります。AIイラストの生成、編集、アップロードを合わせて、最低でもこのくらいの時間投資が必要です。この時間を確保できて、かつAI技術に興味があるなら、挑戦する価値は十分にあります。
また、「継続的に学び続けられるか」も重要です。AI技術は急速に進化しており、新しいツールや技術が次々と登場します。常に最新情報をキャッチアップし、学び続ける姿勢があるかどうかが、成功の分かれ目になります。
始めると決めたら
もし始めると決めたなら、まずは無料ツールで始めましょう。いきなり有料プランに課金するのではなく、Bing Image CreatorやLeonardo.aiの無料プランで練習してください。慣れてきて、もっと高品質な画像を大量に生成したくなったら、有料プランを検討しましょう。
そして、完璧を目指さないこと。70点のクオリティでもアップロードしてみて、審査結果や販売状況をもとに改善していく。このサイクルを回すことが、スキルアップと収益化の両方につながります。
最初は、需要の高いテーマから始めましょう。ビジネスシーン、抽象的な背景、アイコンセットなど、確実に需要があるテーマなら、早期に売上を得やすいはずです。
また、各プラットフォームのAIイラストに関する規約を必ず確認しましょう。AI生成であることの明示が必要か、どんな制限があるかを理解しておくことが、トラブルを避けるために重要です。
未経験から始めても、正しい方向で努力を続ければ、必ず結果はついてきます。あなたのAIイラスト素材販売という副業が、充実した収入源となり、同時に最新技術を学ぶ楽しみにもなることを願っています。今日から、あなたの新しい挑戦を応援しています。

